sai10_sanのブログ

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『原神』はじめました その1

「シナリオがいい」っていう文句と一緒に流れてくるゲームは、どれも一回は触ってみたいと思っていて。『原神』を始めた理由は、FF14が抜けた後のRPG欲の空隙を持て余していたのと、甘雨が復刻されるっていう噂を聞いて、ちょうどタイミングが噛み合ったからだ。

 

さいわい、獣道っていう長時間番組が年末に控えていたこともあり、星5キャラを引くまで粘ることができた。女性キャラだと七七で妥協するか迷ったけど、妥協せずに刻晴を狙ったのは結果的にとても良いことだった。

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サービス当初に『原神』を続けなかった理由はゼルダのクローンだったからなんだけど、今こうやって『原神』を楽しく遊べている理由もまた、ゼルダのクローンだからだ。

 

オープンワールドっていうジャンルが大好きで、これまでに何本も遊んでいるけど、『ゼルダBotW』も含めて従来の買い切り型オープンワールドって、マップ上に表示される様々なアイコンの場所に行ってイベントをこなしていく…最初に用意された膨大な数のコンテンツを一個ずつ消していって、終わらせる。クリアに向けて畳む行為だった。どんなに広大なフィールドがあっても、プラチナトロフィーを取る頃には、その世界とお別れする寂しさを噛み締めなきゃいけなかった。

 

だから、買い切り型のビッグタイトルと同等かそれ以上の広さとクオリティを持ちながらも、逆に「終わらないオープンワールド」である『原神』のプレイフィールは不思議なものだ。何ならデイリークエストでマップ上のアイコンは増えていくし、メインストーリーは普通のスピードじゃ全然進まないし、「終わりに向かう」っていう感覚とは無縁のようだ。

 

ゼルダBotW』の特徴でもあった環境音へのこだわりは、本作にも引き継がれているから、晴れた日のモンドの平原をただ走っていると、PCのモニタからアルファ波を直接浴びているような錯覚すらある。リアルでもリラックスしたい時には森の中の環境音みたいなのをYoutubeで探して流したりするが、まさにそれだ。

 

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ゼルダと比べるとアクション性や爽快感が減っているが、代わりにマップが練り込まれていて、ただファストトラベルポイントの近くを散歩しているだけで宝箱や軽い謎解きが見つかる。最初のモンドは凡庸なRPGの印象だったけど、次の璃月からは中華ファンタジーという「『原神』でしか体験できない」世界が広がっていて、マップを探索するモチベーションの尽きる気配がない。PCだからかもしれないが、ロード時間がほぼ無いのもストレスフリーで遊べる大きな要因だ。

 

…と、普段は快適に遊べているだけに、戦闘周りのストレスには、やられてるなと思う。戦闘だけはガチで退屈だ。アクション性が高い刻晴だから工夫して遊べている感があるが、他のキャラを操作していると、キャラパワー不足に伴う「敵を倒すのが遅い=退屈な戦闘が長引いてストレスが溜まる」という、見えない"圧"がある。『原神』において戦闘はさっさと終わらせるべきもので、この癒しとストレスの落差によって、プレイヤーの心が課金ガチャに向かわされているのを感じる。絶対にガチャを引くためだけの課金はしないぞと始めた決意が数日で揺らぐのだから、この人たち商売がうめえ。

 

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でも、最初に刻晴を引けたおかげでアクションもなかなか楽しめてるし、これくらいならいいかなって衣装も買ってしまった。心が荒む現代の清涼剤としてコツコツ遊んでいきたい。

 

…え、雷属性と氷属性って相性いいんですか?

 

甘雨が引けなかったら課金するかもしれない。